NEGATIVE DIALEKTIK

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なぜか、集中的に、宮沢賢治を読んでいます

カテゴリ:読書ノート [2012年04月16日 01時57分]
 今なぜか、集中的に、宮沢賢治を読んでいます。
 賢治だけでなく、角野栄子さんや、立原えりかさん、等の童話も読んでいるのですが……
 いやー、賢治はスゴイです、やっぱり必読の重要作家です。
 唯物論的、左翼的観点からも、超必読。「オッペルと象」「なめとこ山の熊」「カイロ団長」などなど!
 小学校の教科書でならう「やまなし」や、有名な「銀河鉄道の夜」だけでは見えてこない賢治像が、浮かび上がって来ました……というか、この歳まで読んでいなかったことが、不覚としか言えませんorz
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今後の読書計画整理し直し(2012.2.14修正)(2.22再修正)

カテゴリ:雑記 [2012年02月22日 18時53分]
 骨太の読書大綱(笑)をまとめてみた。

1、藝術的読書
 1−1 ナボコフの長篇、短編、その他
  『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』1939 読書中。とにかく素晴らしい。→2.20読了。
  未完の小説『孤独な王』1940未所持
  『ベンドシニスター』1947 読書中。→3.08読了。素晴らしい。再読すること!
  自伝『記憶よ、語れ(確証)』1951 (飛ばす)
  『ロリータ』1955 3.09読書中。(若島正訳、新潮文庫)
  短篇集『フィアルタの春』
  『プーニン』1957未所持
  『青白い炎』1962
  短篇集『四重奏』
  『アーダ』1969
  『透明な事物』1972(透明な対象)未所持
  短篇集『ロシア美人その他』1973
  『ローラ(未完)』1977死去(ローラのオリジナル)入手した!
 (ここまで読んだら、マーシェンカから初期の作品をたどろう。)
  『マーシェンカ』1926
  『キング、クイーン、そしてジャック』1928
  『ルージンの防御』1930(邦訳「ディフェンス」入手した)
  『栄光』1932未所持
  『暗闇のなかの笑い』1932、邦題『カメラ・オブスクーラ』入手済み。『マルゴ』篠田一士訳河出書房1967も所持。(『マグダ』という題の訳もある。仏訳からの翻訳らしい。未所持)
  『絶望』1936未所持
  『賜物』1937
  短篇集『目』1938
  『断頭台への招待』1938
  『魅惑者』1939執筆(河出書房新社1991)所持。
  『ナボコフ全短編』作品社 入手。
   若島正『ロリータ、ロリータ、ロリータ』入手。

 1−2 金井美恵子の全作品

 1−3 クロード・シモンの小説
  『ペテン師』1945
  『風』1957
  『草』1958未所持(新潮社現代フランス文学13人集4)
  『フランドルへの道』1960
  『ル・パラス』1962(重複所持)
  『歴史』1967
  『ファルサロスの戦い』1969
  『盲いたるオリオン』1970未所持(新潮社《創造の小径》)
  『三枚つづきの絵』1973
  『農事詩』1981(早稲田文學にて翻訳進行中)→『農耕詩』白水社より刊行済み。2/22入手!
  『ベレニスの髪』1984短編、未所持(雑誌「新潮」1988年4月号)
  『アカシア』1989
  『路面電車』2001

 1−3b ベケットの小説、戯曲
  『モロイ』『追放された者』『鎮静剤』『終焉』
  『マーフィ』
  『ゴドーを待ちながら』他

 1−4 ロブ=グリエの小説、評論など

 1−5 蓮實重彦の未読の書籍、既読の再読

 1−5b 芳川泰久『金井美恵子の想像的世界』『書くことの戦場』他、芳川氏の評論を出来る限り読むこと!


 1−6 色々な(主に先鋭的な)小説

     中原昌也
     木下古栗『いい女vs.いい女』特に表題作は大傑作! 12.13頃読了
     木下古栗『ポジティブシンキングの末裔』読書中→中断。後回し。
     佐川光晴は全作品!まずは『縮んだ愛』←これは読了。すばらしい!
     横田創『埋葬』
     小島信夫『抱擁家族』
     ローレンス『チャタレイ夫人の恋人』
     エイミス『去勢』
     ジュネ『花のノートルダム』
     サランドール『世界の果てまで連れてって』
     バタイユ『眼球譚/マダム・エドワルダ』
     有島武郎『或る女』
     小川未明童話集
     島尾敏雄『死の棘』
     夢野久作『少女地獄』
     見沢知廉『天皇ごっこ』
     車谷長吉『赤目四十八滝心中未遂』
     野間宏『真空地帯』
     野坂昭如『エロ事師たち』
     ケストナー『エーミールと三人のふたご』
     イーヴリン・ウォー『黒いいたずら』他

 1−7 ドストエフスキーの後期5大小説

 1−8 リョサ、ガルシア=マルケスなど、物語の愉悦がどうのこうの

2、雑多な小説(勉強やら資料やら娯楽やら)
 灰谷健次郎『兎の眼』12.13頃読了。評価に悩む。なんともはや。
 灰谷健次郎『太陽の子』
 本田健『ユダヤ人大富豪の教え』だいわ文庫(借り物)読書中。面白い。


3、人文系の読書
 3−1 アドルノ
 3−2 田川建三
 3−3 鳥居民『昭和二十年』
 3−4 上野千鶴子
  『家父長制と資本制』
  『ケアの社会学』未所持
 3−5 山本義隆、科学史系の本
 3−6 戦後史に関する本
 3−7 時事的な主題の本など
  古賀茂明『日本中枢の崩壊』
  放射能、原子力関連、アメリカ論、


4、マニアック系のマンガ、ラノベ、SF、ホラーなど
 P・J・ホーガン『ガニメデの優しい巨人』未所持
 かじいたかし『僕の妹は漢字が読める』11.17読了。前半は文句なしに面白い。全体としては頭痛い(笑)2以降を読むかどうかは微妙。
 菊地秀行『風立ちて”D”』
 ラノベ(借り物)


その他

 ★中村光夫『日本の近代小説』からの示唆:小川未明(アナーキズムに近い思想)、有島武郎(やはりアナーキズムに近い思想、社会主義、しかし彼自身は支配階級の子弟であった!その矛盾と苦悩の人生、興味深い!) この二人は読むこと!

★速やかに読むべき作家
 ・小川未明
 ・有島武郎
 ・森鴎外(武士という過去の遺物を理想とした……しかし、明治社会への批判者として注目)
 ・志賀直哉『暗夜行路』読むべし!
 ・藤村『破戒』など、

 ・武富健治の漫画をなるべく読む! 通販などで入手可能であれば入手!
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最近聴いた:Claudia Mahnke, Lisa Batiashvili, テンシュテットのマーラーのBOX,古典四重奏団のバルトーク、他 

カテゴリ:音楽 [2012年02月01日 10時15分]
 最近聴いた音楽から

 ・Claudia Mahnke, クラウディア・マーンケ ドイツのメゾソプラノ。N響との、マーラー『大地の歌』を某国営放送にて視聴。とにかくマーンケの歌が圧倒的に素晴らしかった。マーラーの求める世界観、寂寥、死を前にした絶望、空漠とした感情、それらを圧倒的な共感を持って如実に描き切った。絶唱といいたい。特に6楽章。なので、2,4,6楽章ばかり繰り返して聴いている。1,3,5楽章は申し訳ないが聴く気がしない。テナーの声も歌い方も不愉快。オケは熱演。
 クラウディア・マーンケの録音はあまり出ていない様子。ナクソスから、メンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」。それと、amazonでメンデルスゾーンの交響曲2番「賛歌」を、MP3で販売している。(追記:←交響曲全集のCDを売っていることが判明(笑))。聴いてみなければ。
 どこかのレコード会社はこの人の歌でマーラー『大地の歌』をCD化すべし!

 ・Lisa Batiashvili, リサ・バティアシュヴィリ。グルジア出身ドイツ在住のバイオリニスト。現在、二児の母。これまた某国営放送にて(笑)、ブラームスの協奏曲の1番。素晴らしい。存在感のある音、揺るぎないフレージングの構築、自然な呼吸、活き活きとしたアゴーギク。熱を帯びた感情表現と客観的な構成の両立。
 バイバ・スクリデといい、東欧のあたりは名バイオリニストの名産地なのかも――
 バティアシュヴィリは何枚かCDが出ているのですべて入手したい。
 (かつて庄司紗矢香さんが16,7歳の頃、僕は、彼女が、バティアシュヴィリのようなバイオリニストに成長することを夢見ていたのかもしれない。しかし、その夢はもろくも打ち砕かれた訳だが)


 ・クラウス・テンシュテットの指揮したマーラーの交響曲全集。前々から欲しかった録音。妻からのプレゼント。
 やはりとてつもなく素晴らしい演奏。ほとんど偏執狂的に、すべての細部を丁寧に誠実に描き出していく演奏。
 圧倒的なスケール感を求めるという風ではなく、とにかくあるべき音楽の流れを正確に作り出す。また、逆に安全運転を意識して小さくまとめることもしない。
 あまりに真面目に、誠実に、すべてが響くので、若干、マーラー特有の狂気じみた凄みや混沌の気配が少ない印象を受ける部分もある――マーラーは、もう、忘我の境地で、髪を振り乱して演奏したはずだが、テンシュテットは、そのような魔物に取り付かれてはいないかな――というような。しかしだからといってバーンスタインのほうがよいかといえば、それは違う。多分。

 ・尊敬する古典四重奏団の新譜、満を持してバルトークの弦楽四重奏曲全集。これはすごい! とにかく、想像も出来なかったバルトーク演奏。そして、これはたしかに古典四重奏団の演奏だ、と思われて、嬉しくなる。
 緻密に、まじめに、一点も揺るがせにせず、という楷書の演奏でありながら、かつまた全てが柔軟で、すみずみまで音楽が生きている。古典四重奏団らしく、鋭く、クリアーな不協和音はどこまでも正確かつ明晰な音程で、曖昧にぼかしたり、まろやかなヴィヴラートで誤魔化したりしない。
 変に分析的だったり、前衛的な難解さを演出したりしない。まるで、ハイドンでも演奏しているかのように、気負わず自然な音楽。しかし、それゆえに、僕がバルトークに、かつて惚れ込んだときに、魅力的に感じていた、ゴツゴツ、トゲトゲした険しい印象はない訳で――バルトークはすでに前衛でもなんでもなく、文字通りの古典になった、ということなのだろうと思う。
 (ここでは、新しい時代の最新のバルトーク像が提出されているともいえる。それに対しタカーチ四重奏団の演奏は、従来の前衛音楽としてのバルトーク像を、最高水準で示していると思える。どちらも活き活きとした演奏であり、どちらも捨てがたい。)
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クロード・シモンの新刊『農耕詩』が出てしまいますよ皆様

カテゴリ:雑記 [2012年01月17日 21時27分]
クロード・シモンの新刊『農耕詩』が出てしまいますよ皆様
白水社
あまぞん

2012.2.22ようやく入手した〜
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(メモ)早稲田文学2号における渡部直己とゼロ年代の断絶、そして芳川泰久は大丈夫か?

カテゴリ:読書ノート [2011年12月14日 09時00分]
 早稲田文学2号(ビュトール特集号)の十時間連続シンポジウムのポッド2(この「ポッド」という言葉遣いからして既にゲロゲロであるが)、そこに展開されている惨劇とは。

 渡部直己にとって、現代の日本文学の問題とは、たとえば、「高橋源一郎を殺すこと」であったり、彼の「丸谷才一化」であったり、もっと重要な問題として「描写の消滅」に対する危惧であったりする。
 しかし、それらの問題は、ゼロ年代の想像力(笑)たちにとっては、問題ですらないのだろう、源一郎なんて興味ないし、丸谷って誰って話だし、描写なんて出来ないし読んでもウザいだけだし、ナニそれって感じ、みたいな?

 我らが渡部直己(「はすみん」に倣って「なおみん」とお呼びしたい)にとって、特権的な固有名詞は、ロブ=グリエであり、クロード・シモンであり、百歩譲って中原昌也である訳だが、ゼロ年代の想像力(笑)たちにとってのそれは、ケータイ小説であり、ラノベであり、せいぜいがところ舞城王太郎である、という、この見事な断絶っぷりを惨劇と呼ばずして、って話だ。
 あるいは、なおみんの、ゼロ年代の想像力(笑)たちと話を噛み合わせようとする涙ぐましくもいじらしい姿勢、これを惨劇と呼ばずして、って話でもあろう。

 しかし、なおみんは悲観しなくてもよいのである、歴史の女神は『不敬文学論序説』に艶然と微笑み、ゼロ年代の想像力(笑)たちを忘却の彼方へと流しやり殲滅するに違いなかろうから。

 それにしても気になるのは、芳川泰久さんは大丈夫なのかということなのである。東のキョンタムなんとやらという小説をえらく持ち上げており、漱石が示した西洋哲学の大定理を乗り越えるような仕事とまで評価しているとも読める発言をしているのだが、これって本気なのかしら。当方はキョンタムなんとかは読んでいないので、なんとも言えないし興味も無いので、これ以上論評しない。雑誌の編集人としての様々な配慮(政治的だったり経営的だったり)が、ゼロ年代の想像力(笑)たちに対してなされている、ということならば理解できるものの。しかし、もし、本気だとしたら、それと、『書くことの戦場』や『金井美恵子の想像的世界』の関連、あるいはシモンの翻訳との関係をどう理解したらいいのか。途方に暮れるとはこのこと。
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Author:NEGATIVE.D
 小説家の卵(ただし無精卵の疑い濃厚orz)。
 アマチュア音楽理論家でもあるかもしれない。
 唯物論者。
 現在の最重要課題は、宗教批判、芸術の意義や機能の研究、大衆文化、国家の正当性神話批判、物語批判、などなど。
 宿題は遅々として進まず、道は遠い。はぁ。

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